六大栄養素+ファイトケミカルについて

人の身体に必要な「六大栄養素」に近年「ファイトケミカル」が加わり「七大栄養素」と言われています。
また、「酵素」が加わるかも…と言われています。

ここでは、各栄養素についてご説明をしていきます。各栄養素について知ると、間違ったダイエットがなぜ危険なのか?などという事もご理解いただけるのではないかと思います。

人の身体に必要な七大栄養素

炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル(無機質)、食物繊維、ファイトケミカル

栄養が身体の健康をつくる段階

栄養素とは、食品に含まれる物質のうち、体内に必要不可欠な成分のこと。栄養とは栄養素を摂り入れ必要なエネルギーを得る事です。次のような段階を経て、栄養が健康に寄与します。

1.食物や飲み物を体内に摂りこむ
2.身体がそれらを栄養素に分解する
3.栄養素が血液を通して身体の部位に行き渡り、エネルギーや組織の構成として使われる

炭水化物…エネルギーとなる

消化吸収されるもの(糖質)とされないもの(食物繊維)があります。糖質は主に脳や体を動かすエネルギーになります。
不足すると…疲れやすくなったり、頭の働きが鈍る可能性があります。さらに不足して欠乏状態になると身体を構成しているタンパク質や体脂肪が分解されてエネルギー源として利用されますが、行き過ぎると筋肉減少などにつながります。
摂り過ぎると…エネルギーとして使われなかった糖質は脂肪組織へと運ばれて「体脂肪」として体内に蓄積されます。

タンパク質…筋肉や血液、皮膚をつくる

筋肉・内臓・血管・血液細胞・各種ホルモン・皮膚・爪・毛髪など人の身体の様々な部分を作る栄養素で、20種類のアミノ酸からできています。
不足すると…筋肉量の減少、肌や髪のトラブル、思考力の低下など全身の体調が崩れる原因となります。
摂り過ぎると…消費しきれないエネルギーは体重増につながります。腎臓機能の低下の原因にもなります。

脂質…身体を動かすエネルギーになるが、摂り過ぎには要注意

身体を動かすエネルギー源として使われるほか、身体の中で神経組織、細胞膜、血液、核酸、ホルモンなどを作る成分です。飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸で構成されています。
不足すると…疲労、痩せすぎ、体力低下、発育不良、肌荒れ、骨密度の低下の原因になることも。
摂り過ぎると…糖質よりエネルギーが高いため、肥満や糖尿病、高脂血症などの原因となります。特に肉類から脂肪を摂り過ぎると中性脂肪やコレステロールを増やして脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めます。

ビタミン…他の栄養素の働きを手助け

身体の調子をと整え、他の栄養素がきちんと働くことができるように手助けする栄養素です。全部で13種類あり、身体の中での働きは種類によって異なります。必要量は少ないですが体内では作り出せないため食べ物から摂る必要があります。
水に溶ける水溶性ビタミンと油に溶けやすい脂溶性ビタミンがあります。必要量は年齢、ビタミンの種類によって異なります。

ミネラル(無機質)…身体の調子を整え、骨などを作る

カルシウム、鉄、ナトリウムなどのミネラルは、ビタミン同様身体の調子を整える働き、骨など体の組織を構成する働きもある補酵素です。体内では作ることができないので食べ物から摂る必要があります。
必要な量は微量ですが、過剰摂取すると他のミネラルとのバランスを乱すという特徴があります。

食物繊維…腸内環境を整える

水に溶けやすい水溶性と、溶けにくい不要性の二種類あります。不溶性は、野菜、豆類、キノコ類、甲殻類などに含まれ、胃や腸で水分を吸収して大きく膨らみ、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にします。
水溶性は昆布、わかめ、こんにゃく、大麦などに含まれ胃腸内をゆっくり移動するため満腹感が持続します。共に体内で発酵・分解されることでビフィズス菌が増え、腸内環境が良くなります。

ファイトケミカル…身体の抗酸化力や免疫力アップ!

Phyto(ファイト/フィト)とは「植物」の意味で、主に野菜等の皮や種などに多く含まれており色素や苦み、渋み、香り、えぐみ、辛みを決定づけている成分です。
あらゆる病気の原因とされる活性酸素を取り除き、身体の抗酸化力アップや免疫力アップなど健康維持・改善に有益とされます。
40年以上前に誕生した「千坂メソッド」ではファイトケミカルという概念よりも前に提唱していた事の科学的裏付けともなります。

主なファイトケミカル

名称含まれる植物機能・効能
アントシアニンブドウ・黒米・ブルーベリー抗酸化作用
イソフラボン大豆など更年期障害改善・骨粗鬆症予防
ルテインホウレンソウなど抗酸化作用
リコペントマト・スイカなど抗酸化作用
β-グルカンキノコ類免疫力向上
サポニンごぼう・豆類・穀物・ハーブがん予防

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