玄米の栄養を吸収する「長時間炊き」

玄米については「身体に良い」という情報と「毒がある」という情報、また過去に玄米食を実践したけれど、胃腸を悪くしてしまった…そんな声を聴くのも確かです。
現代を生きる私たちに必要な「免疫力を高めるチカラ」を始め、健康や美容に嬉しい栄養素を豊富に含んだスーパーフード玄米ですが、正しい調理によって食べていただくことが必須です。

玄米の一般的プロフィール

私たちが食べている白米がイネの実であるということはみなさんご存知でしょう。イネから刈り取った実はもともと硬い殻に包まれており、その殻も含め実全体を籾(もみ)と呼びます。硬い殻の部分はもみ殻と呼び、その部分は普通に炊いてもほとんど柔らかくはならず通常食べることはありません。もみからもみ殻を取り除いた段階のお米を玄米と呼びます。玄米は茶色がかった色をしています。そのうすい茶色の部分は硬い繊維質です。ふつうに炊くだけでは十分に柔らかくならないその繊維質と芽になる胚芽の部分を取り除いてできるのが、私たちの多くが日常食べているお米(白米)なのです。

玄米は完全食?

ここで玄米と白米の一般的な比較をしてみましょう。ここで指標となるのが、栄養成分と呼ばれるものです。食健では食品の価値をエネルギーバランスという独自の指標で捉えますが、まずは一般に広く普及している指標で比較してみましょう。
図の栄養成分比較を見ると一目瞭然ですが、玄米は白米と比べると、持っている栄養成分の種類も量も多いことがわかります。これが「玄米は完全食」と言われる所以です。しかしながら、今の世の中で一般的に行われている玄米食は本当に『完全食』と呼べるものなのでしょうか?食健の答えはズバリ「ノー」です。

吸収できるかできないか?それが大事です

玄米を『完全食』にするため繊維質を吸収しやすい形にする調理法が最大のポイント

高温・長時間炊きで玄米を『完全食』に

玄米を完全食にする=表面の繊維質を吸収できる形にするための答えは【高温でただ長時間炊く】です。「面倒だな」と思われるかもしれません。でも、完璧に炊けた玄米の美味しさとエネルギーの素晴らしさは、手間をかけた以上のものを与えてくれます。表面の繊維質が溶けて生み出すもちもちの食感、何とも言えない甘み。これはわざわざ手をかけてでも食べたくなること間違いなしです。具体的にどうすれば良いのか、食健が推奨するとっておきの炊き方をみなさんに伝授いたします。

食健がお薦めする玄米の炊き方『長時間炊き玄米ごはん』

●材料炊飯について
玄米:3合(1合=180cc)梅干…1個
梅干し(自然塩で漬けたもの):1個
水:?玄米と同量(1~2時間炊く場合)
  ?玄米の2.5割減(3~4時間炊く場合)
  ?玄米の3割減(5時間以上炊く場合)
●調理器具
専用内土鍋(5合用)みなぎる陽
圧力鍋(5リットル以上/専用土鍋が入る容量)
※フィスラーの「プレミアム6L」またはアサヒ軽金属「活力鍋5.5L」をオススメしています。

炊き方

1)内土鍋の中に洗って(浸水しません)水をきった玄米と分量の水、梅干しを入れる。
2)圧力鍋に水をはり、①を入れる(イラスト参照)。
*水は①を入れた状態で内土鍋のフタから下5cmほどになるよう入れてください。
3)②を火にかけ、圧力がかかったら中火にして必要時間炊き上げる。
*圧力鍋にはった水はご家庭の火力によって蒸発の状態が違います。2時間以上炊く場合は2時間後に、圧力を下げて安全を確かめてから圧力鍋のフタを開け、中の水を確認してください(少ない場合はお湯を足します)。そして、再度火にかけて炊き上げます。
※圧力鍋の種類によって、炊き上がりは違います。

「長時間炊きなんて無理」という方に

玄米の長時間炊きはお勧めですが、忙しくて難しい、続けられない… そんなお客様のご要望から生まれたのが玄米パウダーシリーズです。
製造段階で高温100時間炊きして作られた、食健でしか手に入らない商品です。白米を炊くときに混ぜていただいたり、お料理に加えていただくだけで玄米の栄養素をしっかりと吸収していただけます。

玄米パウダー ロイヤル

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